
恵まれた市場だからこそ
担うべき役割がある。
相良青果市場のこれまで
相良青果市場は地域の青果流通を支える使命のもと昭和22年1月14日静岡県知事より開設の許可を受けて昭和22年4月1日、相良町相良262-1で営業を開始しました。
昭和36年9月には経済の発展に伴い取扱量が急増し市場が手狭となり相良町相良237-13に移転しました。
原子力発電所の建設や港湾施設の整備、観光客の増大など様々な要因により取扱量がさらに拡大したため昭和54年6月に牧之原市新庄587に新築移転し現在に至っております。
移転後は円滑な出荷体制を目指し令和3年9月には菊川集荷場を開設。
令和5年7月にはパッケージセンターを新設。
創業より79年を迎えた今も、私達は時代の変化や地域の声に応えながら食のインフラとして挑戦を続けています。
これからも地域に根ざした市場としての誇りを胸に新たな未来へ歩みを進めてまいります。

設立
資本金
代表者名
許認可
現在取り扱い高
従業員数
1947年(昭和22年)
1000万円
永田 正之
静岡県知事より地方卸売市場認定
14億5200万円/令和6年度(3,226t)
18名
企業理念
私達は生産者と消費者を結ぶ地域の“食”の架け橋として
新鮮で安全、安心な青果物を安定的に供給し、
すべての食卓に「美味しさ」と「健康」、そして「笑顔と元気」を届けます。
代表 永田 正之
相良青果市場ならではの強み
生産地の中心にある市場
相良青果市場は牧之原市の南端にあり、静岡中部地域と西部地域の境に位置しています。周辺には昔から農家が多く、地元で採れた新鮮な青果が毎日集まる、まさに生産地のど真ん中にある市場です。
顔の見える取引
規模が大きすぎないからこそ市場に集まる人達の距離が近い。生産者と買い手が顔を合わせ直接話しながら信頼を積み重ねる。ただの仕入れの場ではなく、人と人が繋がる場所です。
大口取引から小口取引まで
スーパーマーケット向きの大口取引はもちろん、地元の八百屋さんや飲食店で少しだけ仕入れたい方まで幅広いニーズに応えています。
プロの目利きとスピード
鮮度のいい青果もあれば、お得な品もある。
プロの目利きが集まる市場だから、見極めも動きも早い。必要なものがスムーズに手に入る対応力があります。
活気ある競りと、やりやすさ
毎朝の競りは真剣、けれど話しやすい空気があるから初めてでも入りやすい。この距離感が相良青果市場ならではの強みです。
お客様のニーズに合ったパッケージに対応
青果物をお客様のニーズに合わせてパッケージします。

リーダー達の想い

取締役常務 中山元次
取締役専務 齋藤和也
市場はまず、農家さんに作物を生産し出荷していただかなければならない。
市場の運営は農家さんで成り立っている。それだけに農家さん達への想いは強いものがある。
他所の市場が売上縮小してきた中で、相良青果市場が売上を落とさずにここまでこれたのは、多くの地元農家さんが営みを続けてきて下さったことと、その中に立地していた『産地市場』だったからだと考えている。しかし近年、農家さん達の高齢化に伴う引退が増え続け、相良青果市場の産地市場としての強みが薄れてきている。30年以上勤めてきた自分の感覚では、2025年から2030年にかけて、ここからの5年はその減少速度がかなり深刻なものになるかと予測している。私達の市場が今直面している最も大きな課題は地元農家さんの減少かと考えている。
そんな状況だからこそ若い人たちが農業に魅力を感じるように、農業を引き継いでくれるようにしていきたい。
農業に興味を持っているが何から始めたらいいかわからない人たちのサポート、あるいは、引退していく農家さんとこれから農業を始めたい人たちを繋いでいく。そういった役割を私達のような地方市場が担えるのではないかと考えている。
そしてまた、新しい農家さんが作ったものをウチに出してくれるように、出してくれたものが売れるように。もしかしたら次の私達の仕事はそれかもしれない。
相良青果市場にも若い世代が続々と育ってきている。
相良青果市場内も今が丁度世代交代の時、転換点だと感じている。
2024年の運送業法改正により全国的に物流コストが上昇し、青果業界全体が大きな転換期を迎えている。相良青果市場も例外ではなく遠方からの仕入れコスト上昇など、新たな課題に直面している。
今後の打開策として、別地域の産地市場から地物野菜を仕入れられるよう流通路を拓き、連携体制を整えたい。現状、長野県の地方市場との取引があり、果物の仕入れは比較的安定しているが、野菜が弱い。具体的には、季節による集荷量の増減変動が相良青果市場と異なる地域との取引を狙っている。
日々動いている相場を読む。情報が全てと言っても過言ではない。
全国から情報を集め、物流をコントロールし利益を生む。
他の従業員にも機を図り動けるよう意識し、行動してほしいと思っている。
今の相良青果市場は意見が言えて、挑戦ができる良い環境にあると思う。そこはこれから先も変えたくない所。
挑戦、行動して売上を作ることができれば従業員に還元できる。そしてそういった環境があればこそ、日々良い仕事ができるし、良い人間関係が作れる。常務取締役としてそういった職場環境を保てるよう、毎日全体を見渡し、従業員や買参人一人一人の状態や体調を気にかけるようにしている。
相良青果市場は農家さんとの距離が近く、直接会話が交わせることが大きな強みだと思う。
また、新しいことに挑戦していける環境も大きな強み。
2023年に敷地内にパッケージセンターを設立したので、これからは農家さんから荷受けするだけでなく、自社での生産や加工品販売などもやっていける。
ここから先は、既存の市場としての形を残しつつ、持続可能なやり方で新しいことも始めていきたい。
相良青果市場をこの先の未来に残すためにも。

係長 青木雄大
競人 大場康裕
様々な仕事の中で最も気持ちが高まるのは『競り』。
競りはワクワクもドキドキもできる。
良い競りができるように毎朝気持ちを作る。気合が入ってないと買参人に押されてしまうし競りに勢いがでない。
競り開始5分前の合図が鳴ったら、そこからは特にスイッチを入れて集中力を高める。そうしないと競り中の判断力が鈍る。
市場に買付に来る人達の一番の目当ては地物野菜と果物。相場を頭に入れておく、その日盛り上がる所を予測しておく。
良い値が出ると気持ちいい。逆に、良いモノに値がつかないと気持ちは落ちる。
買う側からすると良いものを安く買えたら嬉しいということは理解している。それでもやはり、元農家としては良いものには相応の値がついてほしいと思う。
毎朝の競りが活気づいて、値が落ちないように努力している。


農家さんと関わり、野菜や果物のことを学べる市場での仕事の全部が良い。
市場で仕事をしている全部の時間が自分にとって良い時。
旬が移り、季節の新物が出てくると嬉しくなる。
生産者の高齢化によって青果の生産量は減っているが、大局的に見ればその流れはそのままでいいと思っている。
社会全体で考えると、国内では昔と比べて青果の消費量は減っているように感じるし、大量の食品廃棄が出されている現状がある。
供給過多によって青果の価値が低く認識され過ぎていると思う。
このまま流通が減少していった先に、野菜や果物、そしてそれを作ってくださる農家さんの有難さが再認識されるんじゃないかと思う。
自分で作ってみたらわかるけど、めっちゃ大変やん。
農家さんは人間が生きる上で最も重要な『食』を担う大切な仕事をしている。
そこを多くの人にわかってもらいたい。
農業は今AIやロボットなどの最新技術を利用したスマート農業に移ろうとしている。
自動化されていくことによって安定的に効率よく生産がなされるかもしれない。
しかし行き過ぎてしまうと、小規模な農家さんから淘汰されていき、長年受け継がれてきた農業の知恵や方法が失われていったり、農業が人の手から離れていってしまうのかもしれない。
より人工的な環境で機械的に育てられた作物と、より自然な環境で人の手で育てられた作物と、
どちらが良いと思うか、全消費者に問いたい。同じ形になっていれば良いのか。安ければそれで良いのだろうか。
たとえ栄養価まで変わらないとしても、自分は人の手で作られた食品を選びたい。
相良青果市場での仕事は自分のやれることとやりたいと思ったことをやってる。
少ない荷物でも、小さな農家さんのものでも、叩き売りしないでしっかり売る。
買参人と、農家さんと双方納得のいく価格にする。できる限りどちらの意見も聞く。
農家さん達に相良青果市場が柔軟に対応できることをもっと知ってほしい。
例えば卸先が他に決まっている農家さんたちも、微妙な量だけあまりが出たりすることもあると思う。
そんな時に、ウチに相談してくれたらなるべく良い値で売るから。
地元農家さんたちにもっと相良青果市場を利用してほしい。
自分が担当している取引先とは、毎日連絡をして上手くコミュニケーションをとり、物量の調整と品質の維持ができるように意識している。その細かな積み重ねで担当の青果の品質が良くなったことを買参人の皆様に褒めてもらえたときは本当に嬉しかった。現物の下見無しで前日に予約をいただけることも増えた。努力した結果状況が改善したと感じる。
目先の仕事をできるようにしてきた。
今の自分のポジションはあらゆる業務をこなし、手が届かないところを補完する、そんな役割を担っているかと思う。
現在取り組んでいる事業
今後取り組みたいこと
青果物および加工品の受託販売・購入販売
ECサイト展開による販路拡大
自社生産、加工品販売